通販のご準備が一息つき、想うこと多々有り。
たくさんの方に知っていただきご注文いただき、心から御礼申し上げます。
楽しみに待っておられる姿を想像しながら
なるべく早くお届けしたいと手を早め、常に「こういう時こそ慎重に丁寧に」を心がけて声掛けし合いながら、
昼ごはんも食べず頑張ってくれた4人のスタッフ達。
レトルト加工をお願いしている業者さんの方でも専属3人の特別班を組んでくださり、パック〜殺菌〜検品と無休でフル回転。
私含め8人が連日とにかく寝ても覚めても粽という濃厚な数日を送りました。
普段は一件のお送り先に寄ってたかって「こっちの方が美しい」「この方が親切だ」だの言い合ってガチャガチャ必要以上に触っていたほどなのに、梱包に至っては恐ろしいスキルアップです。
私はというと
作り手にとっては、顔の見えないお客様に食べていただくのはなんとも言えない不安とジレンマの戦いです。
(まぁこんな事は持ち帰りや通販をやり始めた時から覚悟していましたが)
通販は通販。工場などの量産品と同じだと割り切ってできるものならそんな事もないでしょうが、
例えば、全て手作りである以上(豆や米も)自分が信頼しているものばかりを使って作っているので、それも込みで伝えたい。。とか、
台湾南部の粽って他とは違って云々。。とか色々付加価値を伝えたい!とか思ってしまいます。
店頭ならば、店の雰囲気や店員のイメージなどでなんとなく伝わるのかもしれませんが、顔の見えない契約はなかなかドライなもので
「配送用の箱が凹んでいたから中身も0点」
みたいな悲しい評価もあったりします。
関西の味覚の私が他府県の味文化にも通用するのか?今日送ったお客さん大丈夫?とか、いろいろ悩んで寝れない不安な夜もありましたが、
今朝、お客様から「美味しかったです!」というメッセージと、
以前お送りした別のお客様の追加注文に気づき、
顔が見えなくても支持してくれる人がいる事に感動。。!
とても励みになりました。
段ボールを閉じ、伝票のお客様のお名前を見ながら一つ一つに「ありがとうございます」と声掛けしています。
いつかお顔を見ながら手渡しでご提供できたらいいな
初心忘るべからず。
精進してまいります。
どうぞご賞味くださいませ。